門真市の葬儀会館を退職後、関心があったベトナムに渡りました。東京で店舗デザインの傍ら、プレゼンテーション研修の講師や日本語教師を経て、ベトナム現地の日本企業でオフィスの管理者として勤務することになりました。社長がベトナム語ができない方だったので、主にオフィスの業務の通訳をしていました。通訳や翻訳をするには、ベトナム語を知っているだけではできるものではありません。通訳する内容について詳細に理解していなければ、訳すことはできません。
労務、人事、会計、貿易など様々な分野の勉強もおこないました。またベトナム語での語彙を増やすとともに、日本語のボキャブラリーも豊富でなければうまく通訳することはできません。随時通訳なら、なめらかに話せることも必要です。日本の新聞などをよく読み、どのような語彙や言い回しをしているのか、徹底的に身に付けるようにしました。ベトナムの法律は改定されることも多く、その都度内容を把握していなければなりません。そのため、ベトナムの新聞などに日常的に目を通すことも大切でした。