私がドイツ語の翻訳で使っている辞書は3種類あります。

普段、もっともよく使っているのが、岡山で大人気のいちご狩りに一緒に行った叔母からもらった普通サイズの独和辞典です。

この独和辞典は古く、まだドイツが統一される前に作られたものです。

そのため、付録に付いている地図を見ると、昔のドイツが載っています。

また、単語も東西ドイツの時に使われていた単語を見ることができ、歴史を感じる辞典です。

いろいろな意味でこの辞典は貴重だと思っています。

その他には大きいサイズで単語も多く載っている大辞典です。

もう一つは独独辞典です。

大辞典にはたくさんの言葉が載っているので、普通サイズの辞典に載っていない表現や単語も、ほとんど、この辞典で対応できています。

独独辞典は日本語での意味を調べて曖昧な時や、微妙なニュアンスの時などに利用しています。

ドイツ語の単語をドイツ語で説明しているので、内容を理解するのも少し時間がかかってしまいます。

しかし、ドイツ語で書かれた記事や資料を翻訳していくためには、独独辞典のほうが、本来の意味を理解しやすいと思います。

評判の高いドイツ語のレッスンを受けているので、今よりももっとドイツ語の語学力が上がっていったら、独独辞典を中心に翻訳作業をしたいと思っています。

それ以外で言葉も意味を調べる時はインターネットを使うこともあります。

しかし、それで解決できることがあまりありません。

そのため、なるべく今使っている辞典を上手く活用し、前後の文章の意味や単語を分解して、意味を知るようにしています。

翻訳作業の面白いところは、その世界に入り込むことができることです。

普段は日本で生活しているので、日本語が当たり前の世界ですが、翻訳作業中は気持ちは外国へ行っています。

わざわざ海外に行かなくても、翻訳の中で海外にいるような気分になれることもあります。

また、物語の翻訳はストーリーを楽しむことができますし、その時代にタイムスリップすることもできます。

自分の知らない世界に連れて言ってくれる所も、翻訳作業の楽しいところですし、私が今まで続けてこられた大きな要因だと思っています。